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3Dモデル・マテリアル

2025/12/26

S.Models Desktop:モデルカードのファイル表示と外部アプリ起動を実運用レベルへ

S

By SEKKEIYA

モデルカードの表示を実ファイルと完全一致させ、フォーマット別の配色とファイルサイズを統合表示。Rhino/Blenderの外部アプリ起動も用途別に再設計し、3DM/GLB/BLENDを安心して使い分けられるようにしました。

導入

SEKKEIYA の S.Models(旧 3D Shape Share)Desktop では、モデル一覧カードが日常的な作業の起点になります。どのモデルにどの形式のデータがあり、どのアプリで開けるのかを瞬時に判断できることは、設計・検証・共有のスピードを大きく左右します。

従来の実装では、過去データや生成経路の違いにより「実体が存在しないフォーマットが表示される」「外部アプリ起動が直感的でない」といったズレが発生していました。今回のアップデートでは、モデルカードのファイル表示と外部アプリ起動の設計を根本から見直し、3DM / GLB / BLEND を前提とした実運用レベルの挙動へと改善しています。

ファイル実体と完全に一致するカード表示

実ファイルに連動したラベル表示

特に過去データで「GLB が存在しないのに GLB と表示される」問題が確認されていました。原因は、カード表示が生成履歴や期待値に依存し、現在の実ファイル状態と完全に同期していなかったことにあります。

今回、左上ラベルの表示条件を厳密に定義しました。次のいずれかを満たした場合のみ、そのフォーマットのラベルを表示します。

  • Firestore の files.{ext} に実体が存在する
  • もしくは .ext に一致する Storage URL が検出できる

存在しないデータは一切表示されないため、カードと実体の不整合は解消されました。

過去データを含めた一貫性

この判定方式は最新データだけでなく、過去にアップロードされたモデルにも同じロジックが適用されます。データ世代による表示差や例外的な挙動がなくなり、一覧全体で一貫した体験が得られます。表示可否を UI 側の推測やフラグに依存させず、ファイル実体を唯一の真実(Single Source of Truth)として扱う設計へ切り替えたため、今後フォーマットが増えても同じ考え方で拡張できます。

一覧性を高めるファイルサイズ表示と配色

ラベルにファイルサイズを統合

従来のラベルは拡張子のみで、データの重さや用途を判断するには一手間必要でした。今回はフォーマット名と同時に実際のファイルサイズを表示します。

  • 3DM 19.44 KB
  • GLB 4.52 KB
  • BLEND 3.36 MB

一覧を眺めるだけで「軽量なビュー用か」「重い編集用データか」を瞬時に把握できます。

フォーマットごとの明確な配色

3DM と GLB が同系色で区別しづらい課題に対し、フォーマットごとに明確なカラーリングを定義しました。

  • 3DM:緑系
  • GLB:青系
  • BLEND:赤系(存在する場合のみ)

色だけでなく、薄いグラデーション背景・枠線・シャドウを組み合わせたピル表現を採用し、暗背景でも高い可読性を確保しています。情報を増やすことより「一瞬で理解できるか」を最優先に設計しました。

外部アプリ起動フローの再設計(Rhino / Blender)

Rhino 起動を用途別に明確化

Rhino 向けの起動を、用途の異なる2系統に分離しました。

  • Rhino(3DM):非メッシュの元データ
  • Rhino(GLB):高速ビュー・検証用のメッシュデータ

「編集したいのか」「確認したいのか」に応じて、迷わず正しい形式を選べます。

Blender は BLEND 優先の自然な挙動へ

  • 表示名:Blender(BLEND / GLB)
  • BLEND が存在する場合は BLEND を優先して起動
  • BLEND が無い場合のみ GLB を起動

ユーザーが意識的に選ばなくても「あれば BLEND、なければ GLB」という自然な挙動になります。この起動ルールも、ファイル表示と同じく実ファイル状態を基準にしているため、表示・起動・実体がすべて一致します。

まとめ

今回のアップデートでは、モデルカードを「見た目の改善」に留めず、実データ・UI・外部アプリ連携を一貫した設計思想で再構築しました。ファイル実体との完全一致、視認性の高い配色設計、用途別に最適化された外部アプリ起動——これら3つが組み合わさることで、3DM / GLB / BLEND を安心して使い分けられ、Desktop は単なるビューアではなく制作フローの中核としてより信頼できる存在になります。